「D2Cでうまくいった事例をいろいろ見てみたい」
「成功事例からうまくいくヒントを得たい!」
「D2Cブランドの販売をやってみたい」
今やオンラインショッピングが当たり前になったこともあり、製造元が消費者に直接自社ブランド品を販売するD2Cに取り組む人が増えています。株式会社売れるネット広告社によると、デジタルD2C市場の規模は右肩上がりに拡大しており、2025年には3兆円に達すると予測されています(※)。
しかし成功を収めているD2Cブランドが、どのような手順でビジネスをしているのかまでは知らない方が多いでしょう。
実際にどのような取り組みをしているのか気になりますよね!
そこで本記事では、D2Cアパレルブランドで月の粗利益300万円を達成したTasが、以下の内容について解説します。
- D2Cの成功事例
- 注目を集めている理由
- 成功したブランドの共通点
- D2Cを始めるならアパレルがおすすめの理由
この記事を最後まで読めば、D2Cで失敗しない方法がわかります。最後までご覧ください。
※出典:株式会社売れるネット広告社 | デジタルD2C市場規模、2025年には3兆円に達すると予測(pdf)
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【個人にもおすすめ】アパレルD2Cブランドの成功事例4選
アパレルのD2Cは、少ない受注量でも販売を始められて個人でも挑戦しやすいため、初心者の方におすすめです。ここでは、アパレル分野でD2Cを成功させたブランドを4つ紹介します。
- Allbirds
- 土屋鞄製造所
- 17kg
- COHINA
D2Cを成功させるためには「世界観」が重要です。まずは、特定の層に刺さる世界観を設定しましょう。
1. Allbirds
Allbirdsは「世界一快適なシューズ」として人気を集めているブランドです。「自然の素材を使ったものづくりをしたほうがいいのではないか」と考え、ウールやキビなどを使った環境に優しいシューズを提案しています。
2030年までに全製品のカーボンフットプリントをほぼ「ゼロ」に減らすことを目標にしており、その理念に共感した消費者からの好評を得ています。
既存のプラットフォームを利用せず、直接顧客に販売することで、Allbirds独特の理念や取り組みを伝えることに成功しました。
オンラインのみの販売で2年間に100万足を売り上げる結果を出しています!
2. 土屋鞄製造所
土屋鞄製造所は、カバンや財布などの高品質な皮革製品を販売する老舗ブランドです。合成皮革では得られない、高品質な皮革特有の変化や手になじむ感触を提供しています。
ECでの販売は以前から行っていましたが、消費者の意見を取り入れられず、オンライン販売はなかなか軌道に乗りませんでした。そこでShopifyを導入して、社内でオンライン販売の開発を進めたところ、自社で行える業務が増え、世界観を提供しやすくなったのです。
全て自社で担当することで、ブランディングを高め土屋鞄製造所のファンを作ることに成功しました!
3. 17kg
17kgは韓国系ファッションで高い人気を集めるアパレルブランドです。「毎日新しい私やオシャレする楽しさに出会えるショップ」をモットーにしています。
ECでの販売はほとんどInstagramを利用して行っており、ターゲットである10代〜20代のユーザーに直接アプローチしています。10代〜20代がメインターゲットのため、購入しやすい価格設定にしているところも、D2Cを成功させた一因でしょう。
ターゲットに寄り添うことが重要です!
Instagramでは、コーディネートや商品紹介を高頻度にすることで、ユーザーの目に留まりやすくしています。
4. COHINA
COHINAは小柄な女性を対象としたアパレルブランドです。コーディネートのジャンルを問わず「こんなものを探してた!」が見つかるブランドを目指しています。Instagramや自社のオンラインストアで集客しており、どちらも落ちついた大人の世界観を重視しています。
モデルや参考コーディネートにもターゲットである150cm前後の女性を採用することで、ユーザーとの距離を縮めました。インスタライブを毎日配信して、広告や宣伝などをほとんど行わずに多くのファンを獲得しています。
ユーザーに近いモデルを採用すると、共感を得られやすい好例ですね!
【ブランド戦略が重要】美容・コスメD2Cブランドの成功事例3選
美容・コスメ分野でD2Cを成功させるためには、ブランド戦略が重要です。D2Cを始める前に戦略を練って、消費者とのつながりを作りましょう。
- FABIUS
- BULK HOMME
- MEDULLA
以下で紹介するブランドは美容・コスメ分野で成功をおさめているので、参考にしてみてください。
1. FABIUS
FABIUSは、商品を全てECサイトで販売しています。その中でも特に累計30,000個の大ヒット商品である「すっきりフルーツ青汁」が代表商品です。毎月定期便を用意して、継続的に購入してもらえるような仕組みが特徴的です。
他のユーザーの意見を共有し、定期購入から離脱する顧客を少なくすることに成功しました。
青汁だけだと飲みにくいところにフルーツを入れることで、新規顧客の獲得にもつながっています!
2. BULK HOMME
BULK HOMMEは「世界のメンズビューティーをアップデートする」というビジョンを掲げ、世界に進出しているブランドです。男性向けの化粧品を販売し、SNSでの顧客とのコミュニケーションにも力を入れています。
ECサイトからの定期購入を基本としていますが、徐々に大手ドラッグストアでの販売も開始してターゲットを増やしています。
世の中の男性に本質的な美しさを届けるという世界観を共有して、成功をおさめたブランドです!
3. MEDULLA
MEDULLAは、日本初のパーソナライズヘアケアサービスを展開しているブランドです。消費者の悩みに寄り添い、それぞれに適した成分を配合したヘアケアアイテムを配送するサービスを行っています。
ホームページには髪質を無料で診断できるサービスもあります。
自分だけに向けた商品が発送されるという体験を提供することで、D2Cで成功をおさめました!
【顧客とのつながりがカギ】食品D2Cブランドの成功事例3選
食品分野でD2Cを成功させたブランドを3つ紹介します。
- Minimal -Bean to Bar Chocolate-
- Mr. CHEESECAKE
- snaq.me
食品でD2Cを成功させるためには、顧客とのコミュニケーションが欠かせません。詳しく紹介するので、D2Cで成功したい方は参考にしてみてください。
1. Minimal -Bean to Bar Chocolate-
Minimal Bean to Bar Chocolateは、チョコレートづくりをすべて自社で行っています。実店舗やSNSがすべて同じ世界観で統一されているため、ファンを集めやすいのが特徴です。「シンプルかつ本物」のチョコレートにこだわっており、コンセプトに共感したファンを獲得しています。
SNSには、商品開発や店舗運営に関する投稿も多くみられます。
消費者とのコミュニケーションを重要視していますね!
2. Mr. CHEESECAKE
Mr. CHEESECAKEは「日本一入手困難なチーズケーキ」といわれる商品を販売しています。公式サイトからのみの注文を受け付けており、毎週日曜日と月曜日限定で販売しています。
限られた曜日しか購入できないことを逆手に取って、特別感を演出することに成功しました。
非日常で特別な体験を消費者に提供し、D2Cで成果を出しています!
3. snaq.me
snaq.meは、素材の味を生かしたおやつを届ける定期制のサービスを展開しています。100種類以上のおやつがありますが、消費者自身が選ぶのではなく、顧客に合ったものを厳選したボックスが定期的に届きます。
何が届くかわからないワクワク感や、自分のために選ばれているおやつという特別感がファンを増やしている大きな要因です。
D2Cで重要な要素である「体験」を提供しています!
D2Cが注目を集めている2つの理由
D2Cが注目を集めている理由は以下の2つです。
- SNSが浸透してオンラインで集客しやすくなったため
- 商品の機能よりも得られる体験を重視する人が増えたため
企業と消費者がつながりやすくなり、以前より直接アピールする機会が増えました。販売まで社内で担当することで、ブランドの統一感を出しています。注目を集めている理由を確認して、D2Cに活かしましょう。
1. SNSが浸透してオンラインで集客しやすくなったため
SNSが浸透したため、消費者とつながりやすくなり、オンラインで集客しやすくなりました。メディアや新聞の宣伝では消費者と直接つながることはほぼ不可能ですが、SNSならコメントに反応したり、メッセージをやり取りしたりできます。
SNSを通して消費者とつながることが重要です!
SNSで活躍するインフルエンサーを使って、顧客にアプローチすることもできます。インフルエンサーであれば多くのファンがいるので、企業から投稿するよりもターゲットに拡散しやすくなるケースが多いでしょう。
なおD2Cブランドでは、自社サイトに自力で集客することを前提に運営する必要があります。ネットショップにおける集客方法については、こちらの記事「【実例あり】ネットショップの集客方法10選!成約率を17倍にアップさせた施策を公開」で詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてくださいね!
2. 商品の機能よりも得られる体験を重視する人が増えたため
D2Cが注目されている理由は、商品の機能よりも得られる体験を重視する人が増えたためです。
2017年に発表された「GfKグローバル意識調査」によると、お金よりも時間を重視する人は3倍多いことがわかっています(※)。また、同調査では、商品を所有することよりも体験を重視する人は11倍多いという結果が得られました。
購入して終わりではなく、商品によって得られる体験や感情を重視している人が増えています!
※出典:GfK Japan | GfKグローバル意識調査:「お金vs時間」、「所有vs体験」 – グローバルの消費者は、時間と体験をより重視
なおTas公式LINEでは、自社で実際に実践して成果を上げている集客方法やマーケティング手法を学べる特典をプレゼントしています。D2Cで失敗したくない方は、Tas公式LINEに登録して成功を目指しましょう。
【事例から考察!】D2Cで成功したブランドの3つの共通点
D2Cで成功したブランドの共通点は以下の3つです。
- マーケティングにSNSを活用している
- ブランドの世界観を共有している
- トレンドを取り入れている
ブランドの共通点を学んで、自身のビジネスでD2Cを成功させましょう。
1. マーケティングにSNSを活用している
D2Cで成功しているブランドは、マーケティングにSNSを活用しています。SNSを活用すれば、ニーズに合う商品づくりをしたり、顧客との距離を縮めたりすることも可能です。
D2Cでは顧客とのコミュニケーションが重要視されています!
SNSのアンケートを活用し、顧客と一緒に商品を開発していくことによって、ブランドの認知度を高められます。顧客とコミュニケーションを取ることが、ブランドの世界観に共感したファンの獲得につながるでしょう。
2. ブランドの世界観を共有している
ブランドの世界観を共有することによって、顧客に体験をダイレクトに提供できます。例えば、ベースフード株式会社では「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに」という世界観を共有するため、開発ストーリーを漫画形式で紹介しています。
また、ホームページでは、身体に必要な栄養素や摂取方法などを紹介して、健康という世界観を全面に出しています。
D2Cでは販売からサポートまですべて自社で対応するため、世界観を統一したアプローチが可能です!
3. トレンドを取り入れている
D2Cで成功するためには、トレンドを取り入れることは欠かせません。D2Cブランドは、企画から販売後のサポートまですべて自社で行うため、B2Cの企業よりもトレンドを取り入れて進路の変更がしやすいことが特徴です。
新規顧客を獲得するためには、トレンドを取り入れてSNSや広告を使ってアプローチする必要があります。
D2Cブランドでは、中間に他社を通さないためトレンドを取り入れやすいのです!
このようなD2Cブランドの運営に興味がある方は、こちらの記事「【現役のプロ直伝】D2Cの始め方を7ステップで解説!成功のポイントや実例も紹介」もあわせてご一読ください。
【成功への近道】D2Cブランドを始めるならアパレルがやりやすい理由3選
D2Cブランドを始めるならアパレルがおすすめです。アパレルをおすすめする理由を3つ紹介します。
- 少ない受注量でも無在庫販売できる
- 単価を上げやすい
- 複数の商品を提案しやすい
なお、今から解説する内容は、こちらの動画「【流行りのD2C】 アパレルでのブランド立ち上げが初心者に圧倒的オススメな5つの理由」でもお伝えしています。ぜひ参考にしてください。
1. 少ない受注量でも無在庫販売できる
アパレルは化粧品や食品のD2Cと比べて、少ない受注量でも無在庫販売ができるため、多くの資金を用意しなくても始められます。アパレルは専用の型がいらず、少ない受注量でも発注が可能です。
在庫を多く抱えてしまうと、売れなかったときに赤字を背負ってしまったり、ビジネスを諦めなければならなかったりとさまざまなリスクがあります。
少ない受注量でブランドを始められるのは大きなメリットといえるでしょう!
なお、アパレルD2Cを行うときの流れについては、こちらの記事「【個人向け】洋服ブランドを立ち上げる6つの流れ!アパレルD2C成功のポイントも紹介」でも紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
2. 単価を上げやすい
アパレルはブランドによって単価がさまざまなので、デザインや品質にこだわって価格を上げやすいことが特徴です。化粧品や食品で高単価のものを販売するのも可能ですが、限度があり、よほどの信頼がないとファンは離れていってしまうでしょう。
しかし、アパレルの世界観を全面に押し出したこだわりの商品なら、ファンがついているので、高単価の設定でも販売可能です。
ただし、価格に見合ったブランド価値が必要です!
所有欲を満たせるブランドイメージを構築していきましょう。
3. 複数の商品を提案しやすい
アパレルは少ないロット数でも発注可能なので、一つの商品だけではなく複数の商品を展開しやすいことが特徴です。例えば、ブラウス1枚を販売するのではなく、それに合うアウターやアクセサリーを提案して売上を増やせます。
一つの商品にこだわらず守備範囲を広げることは、D2Cで成功するための重要なポイントです!
アパレルでは複数の商品を消費者に提案しやすいので、これからD2Cブランドを始める方におすすめしています。
ぜひこの記事を参考に、D2Cブランドで成功するためのエッセンスを理解し、自社ストアの運営に活かしていきましょう。
なお、Tasが運営している会社では、広告やSNSを主体にして集客をし、メルマガ・LINEなどを活用しながら作る売り上げが全体の多くを占めています。このようなD2Cに必要なマーケティング手法を学びたい方は、ぜひ公式LINEに登録して豪華特典を受け取ってください。
本記事で伝えきれなかった内容もお伝えしているので、D2Cブランドの立ち上げにぜひお役立てください!