「Amazonブランド登録ができないのはなぜ?」
「解決策が知りたい」
「そもそもブランド登録はするべきなの?」
Amazonブランド登録は、スポンサーブランド広告が利用できたり相乗りを排除しやすかったりと、さまざまなメリットがあります。
ブランド登録のやり方はそれほど難しくありませんが、なかなかうまくいかないケースがあります。
登録できないからと諦めてしまうのではなく、できない原因を知ってブランド登録をきちんと済ませましょう!
今回は、自社ブランド販売をメインに年商4億超えを達成し、多数のクライアントのサポートも行っているTasが以下の内容を解説します。
- Amazonブランド登録ができない原因
- 見直すべきポイント
- Amazonブランド登録の魅力
- よくある疑問
Amazonブランド登録をスムーズに済ませて販売に力を入れていきたいと考える方は、ぜひ最後までご覧ください。
(実績者の声:【Tas Media】指導した方たちとの対談動画)
Amazonでブランド登録ができないときは冷静に原因を分析しよう
Amazonでブランド登録ができないケースは珍しくありません。ちょっとしたことが原因になっているケースが多いですが、そこで諦めてしまう方もいます。
しかし、Amazonブランド登録には多数のメリットがあるため、Amazonでの販売を成功させるならしっかりクリアしたいところです。
ここでは、ブランド登録するべき理由について詳しく解説します。
そもそもAmazonのブランド登録は商標登録が条件
Amazonブランド登録は、自分が販売する商品のブランドを保護するために登録します。ただし、自分のブランドがあれば誰でも登録できるわけではなく、まずは商標登録しなければなりません。
商標登録するには特許庁の審査をクリアする必要があり、3ヶ月~1年ほどの時間がかかります。とはいえAmazonでは、商標出願中であればブランド登録が可能になっているのでそこまでの時間はかかりません。
商標登録は自分で行うこともできますが「Toreru」といった商標取得サービスを利用して申請も可能です。
Amazonには「IPアクセレータ」というシステムがあります。商標登録が完了していなくてもブランド登録できるサービスですが、現状はToreruなどのサービスでも出願中になっていればブランド登録可能です!
Amazonでブランド登録できないときは適切な対応が必要
Amazon登録ができない場合、まずは自分がどんな状況にあるのか冷静に確認してみましょう。意外に簡単なところで引っかかっている可能性もあります。
原因を突き止められれば、解決策も簡単にわかりますよね!
本記事では登録できないよくある原因や対策について詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
Amazonでブランド登録ができない!よくある3つの原因と対策
Amazonでブランド登録ができないよくあるケースを3つ紹介します。
- 特許情報にまだ掲載されていない段階で出願している
- ブランド名を印字した写真に問題がある
- ASINやサイトURLに問題がある
何が原因になっているのか探る際のヒントにしてみてください。
1.特許情報にまだ掲載されていない段階で出願している
商標登録に申請した直後にAmazonブランド登録に出願しても、情報がまだ反映されていない可能性があります。「商標登録なし」とみなされるため、ブランド登録ができません。
商標登録は、タイミングにもよりますが、出願してからサイトに反映されるまで1ヶ月ほどのタイムラグが発生します。
たとえばToreruなどの代行経由で出願した場合、Toreruサイト内ではステータスが「出願中」になっていたとしても特許庁側には反映されていない可能性があります!
出願状況については、特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」で確認してからブランド登録しましょう。
2.ブランド名を印字した写真に問題がある
Amazonブランド登録では、手続きの際に登録ブランド名が印字されている現物写真が必要です。しかし、その写真に何らかの問題があると、ブランド登録ができません。
よくあるNGの理由は、以下のとおりです。
- 写真を編集してしまい、実物とは異なるデータで提出している
- ブランド名の印字が見えにくい
- ブランド名が商標登録内容と一致していない
- ブランド名の表記が筆記体だったり装飾されていたりして識別できない
- ブランド名の印字がない
- シールやテープでロゴを貼っている(恒久的なものでないとNG)
なお、Amazonでは「文字のみの商標」と「文字と画像を組み合わせた図形商標」の登録は可能ですが、画像のみの商標は受け付けていません。
これから商標登録するなら、文字を含めたものにしてください!
3.ASINやサイトURLに問題がある
ブランド登録時には、販売カテゴリーのなかで最も売れているASINを登録する項目があります。
すでにAmazonで売っている商品であれば、その商品のASINを入力しましょう。登録できない場合は入力ミスをしている可能性があります。
まだ商品を販売していない状態でブランド登録する場合でも、自社の商品を入力する必要はないため、とくに難しい作業ではありません。しかし、自社の商品自体にASINが登録されていないため、原因不明でまれに弾かれてしまうことがあります。
また、任意ですが公式WebサイトのURLを入力する項目もあります。楽天やYahoo!、自社サイトで販売している場合は、そのURLを入力しましょう。
任意ですが、URLを入力しておくとAmazonがブランドを特定するのに役立つので申請認証されやすくなります!
なおTas公式LINEでは、Amazonでの自社ブランド販売を拡大していきたい人向けに、マーケティング戦略が学べる限定メルマガを無料で配信しています。
「販売数が伸びなくて困っている」「売り上げをさらに拡大したい」と思う方は、ぜひ登録してお役立てください!
Amazonブランド登録できないときに見直したい3つのポイント
Amazonブランド登録が出来ないときには、以下のポイントもぜひチェックしてみてください。
- 商標登録と異なるデザインやフォントでは申請できない
- 画像のみでは商標登録できない
- 商標登録には数ヶ月以上の時間がかかる
1つずつ見てみましょう。
1.商標登録と異なるデザインやフォントでは申請できない
いったん商標登録すると、勝手にデザインやフォントを変えることはできません。商標のデザインを変更するときは、改めて登録し直しましょう。
実際に登録している商標と違うデザインのものを使っていると、登録が取り消される可能性もあります…!
商標登録は、時間もお金もかかります。そもそも途中で登録変更する必要がないように、申請前に「本当にこのデザインでいいか」「将来的に変更することにならないか」など、じっくり検討することが大切です。
2.画像のみでは商標登録できない
Amazonのブランド登録では、画像のみの商標が利用できません。「文字のみ」または「文字と画像を使った図形商標」しか登録できない点に注意が必要です。
Amazonブランド登録を見据えて商標登録するなら、文字は必ず入れるようにしましょう!
すでに画像のみで商標登録している場合は、Amazonブランド登録を諦めるか改めて文字入りの商標登録にし直す必要があります。
3.商標登録には数ヶ月以上の時間がかかる
商標登録に申請すると、審査の時間を待たなければなりません。早くても数ヶ月、長いときは1年以上の時間がかかることもあります。
ただし、これは商標登録に限った話です。Amazonでは、特許庁で商標出願中の状態になっていれば、審査が完了していなくてもブランド登録が可能になっています。
商標出願中になっているのであれば、ほかの原因をあたりましょう。
Amazonブランド登録ができなくてもあきらめてはいけない7つの魅力
Amazonブランド登録がうまくいかず、諦めようとしてしまう方もいるかもしれません。しかし、ブランド登録には多数のメリットがあります。
- スポンサーブランド広告が利用できる
- Amazonストアを作成できる
- JANコードなしでも出品できる
- 商品ページに対する編集権限が強まる
- 相乗り業者を排除しやすくなる
- ブランド分析機能を使える
- VINEプログラムに登録してレビューを依頼できる
なかなか登録がうまくいかない方は、ぜひチェックしてAmazonブランド登録を完了させるモチベーションにしてみてください。
1.スポンサーブランド広告が利用できる
Amazonのスポンサーブランド広告が利用できるのは、ブランド登録をおこなった場合のみ。
スポンサーブランド広告は、ブランドの認知度を高めたり動画を掲載したりと、多くのメリットがあります。ブランド登録していないストアは利用できない広告であるため、ライバルと差別化を図ることも可能です。
Amazonで売り上げアップを狙うなら、ブランド広告の活用は必須です!
2.Amazonストアを作成できる
Amazonストアは、自社商品やサービスの紹介ページを公開できる機能です。
テンプレートがあるので、簡単に作成できますよ!
Amazonストアページは外部の広告にも使えるため、他サービスの利用者からの流入も見込めます。
3.JANコードなしでも出品できる
Amazonで出品する場合、通常はJANコードの取得が必須です。しかし、これから販売する商品の場合、JANコードがないケースも多いもの。
ブランド登録していると、製品コードの免除申請が可能です。申請の許可が下りれば、JANコードが無くても出品できるようになります。
4.商品ページに対する編集権限が強まる
Amazonブランド登録をすると、商品ページの編集権限を優先的に持てます。Amazonの商品ページは、出品者からの情報を反映させて作られています。
場合によっては間違った情報が反映されてしまうこともあるんです…!
商品ページの編集権限が強いと自分で設定した情報が反映されやすくなるため、内容が変更されてしまうリスクを軽減できるでしょう。
5.相乗り業者を排除しやすくなる
相乗りとは、自社の商品ページに他社がカートを追加することです。オリジナル商品を販売しているにもかかわらず、他社から相乗りされてしまうケースも少なくありません。
商品ページを勝手に書き換えられてしまうリスクもあります…!
Amazonブランド登録しておくと、編集権限のロックが可能になります。勝手に商品ページを編集されてしまう心配がいらないため、安心して販売できるでしょう。
相乗り出品の排除については、関連記事「【今すぐ行動】Amazonの相乗り出品を排除する方法3パターン!3つの対策方法も解説」にて解説しているので、併せてご覧ください。
6.ブランド分析機能を使える
Amazonブランド登録しているユーザーは「ブランド分析機能」というツールが使えます。
ライバルの商品データを取得したり、検索頻度が高いキーワードを調べたりできるので、自社商品の販売力を高めるための分析が簡単にできます。
Amazonの公式ツールなので安心して使えるでしょう!
7.VINEプログラムに登録してレビューを依頼できる
「VINEプログラム」は、販売して間もない商品(レビューが30件以下)に対してVINEメンバーにレビューを依頼できるシステムです。これもAmazonブランド登録者が受けられるサービスの1つ。
レビューのない新商品はなかなか売れにくいため、早いうちに一定数のレビューを集めておいたほうがいいでしょう!
なお、利用するには22,000円の登録手数料がかかります。しかし、売上が上がればすぐに回収できる程度の金額なので、払ってでも利用したいサービスです。
Amazonブランド登録に関するよくある疑問
Amazonブランド登録に関するよくある疑問と答えを紹介します。
- Amazonブランド登録に費用はかかる?
- Amazonブランド登録は商標なしでもできる?
気になる疑問がある方はチェックしてみてください。
1.Amazonブランド登録に費用はかかる?
Amazonブランド登録には費用がかかりません。ただし、ブランド登録の条件である商標登録には費用がかかります。
商標登録は、印紙代や手数料で約3万円の費用がかかります。
Toreruなどの商標登録サービスサイトを利用する場合、料金はプラス2~3万円程度。費用をそれほどかけず、手続きの負担を大幅に軽減できますよ!
2.Amazonブランド登録は商標なしでもできる?
Amazonブランド登録は、商標なしではできません。ただし、商標なしでもAmazonでの販売は可能です。
販売は可能ですが、Amazonで自社ブランドを扱うなら相乗り対策やスポンサーブランド広告の利用のためには登録するべきです!
なお、商標登録は通常数ヶ月から1年ほどかかるケースもありますが、Amazonでは商標出願中のステータスになっていればブランド登録が可能です。
商標登録申請中からブランド登録できるIPアクセレータというサービスもありますが、現状はToreruなどのサービスでも出願中のステータスにさえなっていれば問題なくブランド登録できるようです。
早い段階でブランド登録できるように、最善の方法を選択してみてください。
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