「越境ECを個人で始められるか知りたい」
「個人で越境ECを始める手順を知りたい」
「越境ECで稼ぎたい」
これから物販ビジネスを始めるなら、個人でも越境ECに取り組めるか気になる人も多いのではないでしょうか。輸出入に対応できるのか不安を感じている方もいるかもしれません。
実は、越境ECは個人でも気軽に始められるビジネスです。
この記事では、物販歴7年以上、物販会社を4社立ち上げた経験のある現役プレイヤーのTasが、以下の内容を解説します。
- 越境ECが個人でもできる理由
- 個人が越境ECを始めるメリット・デメリット
- 始める方法・手順
- 成功させるポイント
ぜひこの記事を参考に、越境ECの理解を深めてみてください!
(実績者の声:【Tas Media】指導した方たちとの対談動画)
越境ECは個人でもできる!理由をサクッと解説
そもそも越境ECはオンラインで海外に商品を販売する方法です。インターネットが普及したことで、EC運営者が商品を販売したい国・地域に足を運ぶ必要がなくなりました。
日本にいながら海外の消費者に対して、気軽に商品を販売できます!
越境ECの運営方法は、国内ECとほとんど同じで、販売先が海外に変わるだけです。商品の販売において、やることは変わらないため、個人でも始めやすくなっています。
個人が越境ECを始める4つのメリット
個人でも始められる越境ECは、以下のように様々なメリットがあります。
- 国内よりも市場規模が大きい
- 販売経路を拡大できる
- 日本製品の需要が高い
- ライバルが少ない
それぞれ見ていきましょう。
1.国内よりも市場規模が大きい
越境ECは世界中の国と地域の消費者に対して商品を販売できます。
国内市場のみを対象にするよりも、世界に向けて販売するほうが圧倒的に大きい市場規模の恩恵を受けられます!
経済産業省が公表する「令和2年度 産業経済研究委託事業 (電子商取引に関する市場調査)」によると、2020年度の日本のEC市場規模は1,413億USドルでした。
一方で中国のEC市場規模は22,970億USドル、アメリカは7,945億USドルという結果が出ています。
このことから、需要がある商品を販売できれば、国内市場よりも大きな売上を見込みやすくなるでしょう。
2.販売経路を拡大できる
越境ECに取り組むことで、販売経路を世界に拡大できます。中国やアメリカ・ヨーロッパなど様々な国・地域が商品の販売先になるため、国内市場よりもターゲットとなる顧客数が多くなります。
日本では少子高齢化の影響により、人口が減少している傾向です。
国内市場のみがターゲットだと、どうしても獲得できる顧客数に限界があります…!
越境ECを利用すれば、世界中から新規顧客を獲得できるため、安定して売上を得られやすくなります。
3.日本製品の需要が高い
日本製品は品質が高いと世界中で認知されています。日本でしか手に入らない商品は海外での流通が非常に少ないため、外国人からの需要が非常に高いです。
同じ商品でも国内市場より海外市場のほうが購入されやすくなります。さらに、国内で販売するよりも、高値が設定されるケースも珍しくありません。
越境ECは個人で取り組んでも、大きな利益を獲得できる可能性があります!
4.ライバルが少ない
越境ECの特徴は、国内市場よりも参入しているライバルが少ないことです。取引相手が外国人になるため、コミュニケーションが取りづらいと感じてしまう人がいるからです。
さらに、販売先が海外になると聞くと、特別なスキルや資格などが必要だと思う人もいるでしょう。
このようなことから、越境ECは日本人のライバルが少ない傾向のため、商品が購入される可能性が高まります。
価格競争も起こりにくい傾向があり、希望利益を確保できる商品が見つかりやすいですよ!
個人が越境ECを始める際の3つのデメリット
個人で越境ECを始めるときはメリットだけでなくデメリットもあります。越境ECを始める前に、デメリットも把握しておきましょう。
- 外国語でやり取りをする
- 配送料が高い
- 国・地域によって輸出入ルールが異なる
それぞれ解説していきます。
1.外国語でやり取りをする
越境ECの取引相手は外国人なので、基本的にメッセージのやり取りは外国語です。
日本語は通じないと思って取引しましょう…!
販売先の国によりますが、英語と中国語を使うケースが多く、言語がわからなければ満足に取引ができない可能性があります。
しかし、外国語がわからなくても諦める心配はありません。翻訳サービスを利用すれば、日本語を適切な言語に自動変換してくれます。
言語の理解がなくても、翻訳された文章をコピー&ペーストするだけで、外国人と問題なくやり取りができます。これから越境ECを始める人で、言語に不安を感じているなら翻訳サービスを使いましょう。
外国語の翻訳については、関連動画「【言い訳無用!】 輸出入ビジネスは英語や中国語ができなくてもできます!」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2.配送料が高い
越境ECで売れた商品は海外に届けなければなりません。配送距離の長い海外のほうが国内よりも料金が高くなります。
さらに関税がかかるケースもあります…!
前もって配送料を算出して販売価格を設定しないと、手元に残る利益が減る可能性があります。
配送料は利用する運送会社によって異なりますが、ほとんどの公式サイトでどのくらいの料金がかかるか事前に算出が可能です。
3.国・地域によって輸出入ルールが異なる
越境ECで気をつけなければならないのは、国・地域ごとに輸出入ルールが定められていることです。ルールを守らないと、せっかく売れた商品を購入者のもとに届けられないケースがあります。
越境ECを始める前に、販売先の国・地域のルールを確認した上でビジネスに取り組みましょう。
デメリットがあるとはいえ、越境ECは初心者でも稼ぎやすい手法であり、実際僕も輸入転売で月利20〜30万円稼いでいました!
ただし、積み上げ要素が弱く、事業レベルで大きくしていくには割に合わないと感じて、今は自社ブランド販売に取り組んでいます。
このようにいろいろな手法に取り組み、失敗や遠回りをしてきたからこそ伝えられる最短ルートを1冊のガイドブックにまとめました!公式LINEに登録いただいた方にプレゼントしているので、ぜひお役立てください!
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個人で越境ECを始める4つの方法
個人でも手軽に始められる越境ECですが、以下の方法で開始できます。
- 国内のECモールに出店
- 海外のECモールに出店
- 国内でECサイトを開設
- 海外でECサイトを開設
それぞれ参考にしてみてください。
1.国内のECモールに出店
Amazonや楽天市場などの国内ECモールに出店する方法です。国内の消費者向けの販売がメインですが、外国人にも購入される可能性があります。
国内ECモールのため日本語に対応していることが特徴です!
外国語を使う必要がないので、ショップの申し込み・開設から消費者とのやり取りまで日本語で行えます。さらに、日本の運営会社がサポートを提供しているため、不明点が発生してもスムーズに解消しやすいでしょう。
また、海外から輸入した商品を日本人向けに売ることも可能です。日本では手に入らない商品であれば、マニアの方に高く買ってもらえますよ。
2.海外のECモールに出店
ECモールの中には、海外の会社が運営しているものもあり、日本から出店できます。例えばアメリカ向けであればeBay、中国向けであればタオバオなどが挙げられます。
海外ECモールは、外国人が利用することを前提に運営されているのが特徴です。
国内ECモールよりも海外の顧客数が多くなっています!
ただし、サイト内の表記は全て外国語になっているケースがほとんどです。ショップの申し込み・出店、サポートへの問い合わせなども外国語で対応しなければならないため、非常にハードルが高いでしょう。
3.国内でECサイトを開設
越境ECを個人で始めるなら、国内サーバー上で自社サイトを開設する方法もあります。
難しいイメージがあるかもしれませんが、心配は不要です!
国内ではBASEやShopifyなどのような手軽にECサイトを作成できるサービスが提供されています。専門知識がなくても、ドラッグ&ドロップでサイトの構築が可能です。
さらに多言語・多通貨をはじめとした越境ECの機能が用意されています。運営者は日本語でECサイトを作成すれば、特別な操作をせずユーザーの地域に合わせて最適な言語・通貨に自動で切り替わります。
サイト運営者の負担を軽減しながら、外国人に対して商品を販売可能です。
4.海外でECサイトを開設
海外サーバーをレンタルしてECサイトを開設することでも、個人で越境ECを始められます。現地でECサイトを開設するため、顧客側からすると自国で運営されているように見えます。
外国人に馴染みやすく、気軽にサイトを利用してもらえます!
しかし、サーバーの契約からサイト構築までを外国語で行わなければなりません。運営者に負担がかかり参入のハードルが高いため、取り組んでいるのは越境ECの経験の豊富な方がほとんどです。
個人で越境ECを始める手順5ステップ
個人で越境ECを始める際は、以下の手順に沿って行いましょう。
- ターゲットの国・地域を決める
- 輸出ルールを確認する
- 販売方法を選定する
- 決済方法を決める
- 商品を登録して販売する
それぞれの手順を紹介していきます。
1.ターゲットの国・地域を決める
まず越境ECを始めるなら、どの国・地域をターゲットにするのか決めましょう。ターゲットごとに需要がある商品が異なるからです。
さらに、国によって適切なサイトの言語表記や通貨なども異なってきます!
越境ECに取り組む始めの段階で、できる限りターゲットを明確にしてください。
2.輸出ルールを確認する
商品を販売する国・地域が決まったら、輸出ルールの確認が必要です。国によって異なる輸出ルールが設けられているからですね。
確認すべき項目の代表例は以下の通りです。
- 輸出禁止の品目
- 輸出が制限されている品目
- 販売に必要な許可・申請
- 関税
ルールを確認せずに越境ECを行うと、購入された後に発送できないトラブルが発生する可能性があります!
最悪の場合、法律違反になることも考えられます。Webサイトを確認したり、税関・税関相談官に相談したりしましょう。
3.販売方法を選定する
どのように商品を販売するのかを決めていきます。
越境ECを個人で始める方法は以下の4種類です。
- 国内のECモールに出店
- 海外のECモールに出店
- 国内でECサイトを開設
- 海外でECサイトを開設
各方法によって特徴が異なるので、自分に合うものを選択しましょう!
個人が取り組む越境ECで多いのは、eBayのような日本人向けのサポートがある海外のECモールに出品する方法です。
4.決済方法を決める
商品を販売する媒体を選定したら、決済方法を決めましょう。ECモールに出店する場合は、すでに用意されているので自分で導入する必要はありません。
自社サイトを開設する際は、自分で決済方法を用意します。国によって主流の決済方法が異なるので、ターゲット国でよく使われるものを確認してください。
消費者が使いやすい決済方法を導入することによって、購入ページからの離脱を防げます!
5.商品を登録して販売する
最後にECモールもしくは自社サイトに商品を登録して、販売を開始しましょう。
オンラインショッピングは実際に商品を手に取って確認できません。様々な角度から写真を撮影し、商品の細かい部分まで確認できるようにしましょう。
さらに商品の説明文もできるだけ具体的に書くことが大切です!
画像だけでは伝わらない情報を消費者に伝えられると、商品が購入されやすくなります。
個人の越境ECを成功させる3つのポイント
個人が越境ECで成果を出すには、以下のポイントを意識して取り組みましょう。
- 多言語・多通貨に対応する
- 国・地域に合う決済方法を導入する
- 集客戦略を立てる
それぞれ解説していきます。
1.多言語・多通貨に対応する
越境ECサイトに様々な国の顧客を集客するなら、多言語・多通貨に対応しましょう。顧客は自分が理解できる言語でサイト表示できなければ、商品を閲覧せずに離脱するからです。
せっかく集客したのに離脱されてしまうと非常にもったいないです…!
商品をほしいと思ってもらえた多くの顧客に購入してもらえるよう、言語や通貨への対応はしっかり対策しておきましょう。
2.国・地域に合う決済方法を導入する
越境ECの販売先は海外なので、国・地域に合う決済方法を導入しましょう。国・地域ごとによく使われる決済方法が異なるからです。
例えば、韓国や中国などは日本よりもキャッシュレス決済の導入が進んでいます。越境ECサイトの決済方法を代引きのみにしてしまうと、どんなに良い商品を販売しても売れません。
購入率を高めるために、ターゲットに合う決済方法を調査してみてください。
3.集客戦略を立てる
ECモールの場合はすでにユーザーが集まっているため、自分での集客が不要です。しかし、越境ECの自社サイトを開設する場合は、自分で集客しなければアクセス数を増やせません。
SNSや広告などを活用して、効率的にアクセス数を増加させましょう!
ネットショップにおける集客は、こちらの記事「【実例あり】ネットショップの集客方法10選!成約率を17倍にアップさせた施策を公開」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください!
ぜひこの記事を参考に、自分にあったやり方で個人の越境ECを始めてみましょう。
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