「楽天に出店しているけれどなかなか儲からない」
「出店はやめるべき?」
「楽天以外で稼ぐ方法があれば知りたい」
楽天には独自のルールがあり、きちんと特徴を把握してから出店しないと儲けるのが難しいプラットフォームです。
一方で、スーパーセールや楽天ROOMといったサービスをうまく活用すれば儲けを出すことも可能なので、出店すべきか迷っている方は多いのではないでしょうか。
今回は、楽天の出店が儲からないと悩んでいる方に向けて、物販歴7年を超えるTasが以下の内容を解説します。
- 楽天で出店するメリット
- 楽天出店が儲からないといわれる理由
- 失敗する店舗によくある特徴
- 物販を始めるならAmazonOEMをおすすめする理由
物販で儲けを出したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
(実績者の声:【Tas Media】指導した方たちとの対談動画)
儲からないといわれる楽天でも出店するメリットはある
楽天市場での出店は儲からないという話を聞いたり、実際に売上がなかなか上がらなかったりする方もいるでしょう。しかし、楽天に出店するメリットはあります。
ここでは2つのメリットを紹介します。
- Amazonからの他販路開拓で売上が拡大できる
- ROOMインフルエンサーの活用で売上アップを期待できる商品もある
1つずつ見てみましょう。
1.Amazonからの他販路開拓で売上が拡大できる
たとえば、Amazonで月商500万円くらいになってから楽天に出店を考えるのはありです!
楽天にはスーパーセールといって、買い物をすればするほどポイントが貯まるイベントを定期的におこなっています。セールの時期は売上アップが期待できるでしょう。
また、ポイントアッププログラムという制度もあり、楽天ユーザーはポイントをお得にゲットできるため、買い物を楽天に集約している人もいます。
Amazonである程度売り上げが出ていて、他の販路を開拓したい場合は楽天への出店も候補のひとつです。
2.ROOMインフルエンサーの活用で売上アップを期待できる商品もある
楽天ROOMは、楽天が運用しているSNSです。インフルエンサーに商品を紹介してもらうことで魅力が伝わりやすくなり、フォロワーが購入してくれる可能性が高まります。
フォロワーが多いインフルエンサーが紹介してくれれば、それだけ購入してもらうチャンスも増えます!
インフルエンサーにとっても商品が購入されると成果報酬が発生するため、力を入れて商品をPRしてくれるでしょう。
ただし、楽天ROOMが利用できるのは楽天商品に限られます。そこで、楽天に出店してROOMに力を入れるのも選択肢のひとつです。
楽天出店が儲からないといわれる4つの理由
楽天での出店がなぜ「儲からない」といわれてしまうのか、その理由を4つ紹介します。
- 楽天ポイントプログラムがどんどん改悪されている
- ランニングコストがかかる
- 競合が強いうえに数も多く価格競争が激しい
- ルール改定に振り回される
1つずつ見てみましょう。
1.楽天ポイントプログラムがどんどん改悪されている
楽天には「SPU(スーパーポイントアップ)」というシステムがあります。楽天で買い物をしたり、関連サービスを利用したりすればするほどポイント還元が増えるというサービスです。
2023年12月からSPUの条件が変更されることが発表されました。一部のユーザーには「改悪だ」と言われています。
たとえば、
- 5と0の付く日は5%還元→4%に変更
- 月間獲得ポイントの上限が5,000~7,000ポイント→500~2,000ポイントに引き下げ
- 楽天プレミアムカードでの獲得ポイントが5%から3%にダウン
などです。
入手できるポイントが減ることにより、ユーザー離れが加速するリスクがあります…!
2.ランニングコストがかかる
楽天で出店するには、以下の費用がかかります。
- 初期登録費用:6万円
- 月額出店料:1万9,500円~10万円
- システム手数料;2.0~7.0%
さまざまな手数料を合わせると、月額10~20万ほどかかってしまいます。
ランニングコストが高いので、利益が少なかったり客単価が低かったりすると儲けを出すのは難しいでしょう。
3.競合が強いうえに数も多く価格競争が激しい
楽天は国内の企業が力を入れて出品しているケースが多くなっています。運営に本気で取り組んでいる店舗が多く、個人で戦うのはなかなか難しい状況です。
カタログの作り込みやブランディングの強化をしっかりおこなっている国内企業の出店が多く、新規参入しても上位を獲得するのは厳しいでしょう…!
競合が強いと差別化するのが難しく、ブランディングを強化したりカタログを外部発注したりしようとすれば、運営コストが上がってしまう可能性もあります。
また、商品の販売数が多く、同じジャンルの競合との価格競争に巻き込まれてしまい、値段を下げざるを得ないといったリスクもあります。
4.ルール改定に振り回される
楽天には独自のルールがあります。たとえば、以下のようなものです。
- 送料無料ラインの指定(3,980円以上で統一)
- 楽天ペイ(楽天市場決済)利用料負担の追加
- サイト制作における禁止タグの追加、CSS組み込み制限
これらは改定で追加されてきたルールであり、そのたびにショップは対応に追われています。
Web制作においては、抜け道を使って運営するショップもあり、楽天の運営側が都度対応しているため、細かなルール改定も定期的にされているのが現状です。
販売以外のことに対応する時間が多いため、大変な思いをしている割に売上につながらないと感じている方も多いでしょう。
また、楽天は違反点数制度を導入しています。ルールやガイドラインに違反すると点数が加算され、検索順位が下がったり最大300万円の違約金を求められたりするケースも。
改定があったら情報をいち早く入手し、臨機応変に対応することが求められます。
このように、他のネット物販と比較すると、楽天に新規出店して稼ぐのは難易度が高いと言えます。とはいえ、何を選択すれば正しいのかわからない方は多いのではないでしょうか。
そこでTas公式LINEで無料配布している「ネット物販ガイドブック」をぜひ活用してください。いまは有益な情報でも無料で手に入れられる時代です。
物販ビジネス7年超えの僕の経験をもとに、物販で稼げるようになるまでの最短ルートをまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
楽天出店で儲からない・失敗する店舗によくある4つの特徴
楽天に出店している店舗の中には、しっかり儲けを出しているところもあります。失敗する店舗は、以下4つの特徴が当てはまっている可能性があります。
- 利益率の計算ができていない
- 需要のない商品を取り扱っている
- 競合の調査が甘い
- 楽天のシステムを活用できていない
1つずつ見てみましょう。
1.利益率の計算ができていない
楽天は、他のプラットフォームに比べて月額使用料をはじめとする各種手数料が高めです。
楽天公式サイトの「料金シミュレーション」を使って、「目標月商100万円」「客単価3,000円」「ファッションジャンル」条件で手数料を計算すると月額140,300円~となっています。
手数料を考慮した上で価格設定しないと、得られる利益はかなり少なくなってしまいます…!
また、手数料だけでなく物流コストも考慮しなければなりません。
競合と価格で勝負しようとすると利益がかなり低くなるため、扱う商品ジャンルはよく考える必要があります。
2.需要のない商品を取り扱っている
楽天市場にはたくさんのショップがあり、取り扱っている商品もかなり多いのが特徴です。競合が強いので、新たに出店しても購入してもらうのは難しいでしょう。
競合に負けないようにオリジナル商品で勝負しようと考える方もいるかもしれません。しかし、知名度がなければ、そもそも検索されない可能性が高まります。
楽天市場はユーザー層が広いので、誰に向けて販売を強化するのかしっかり戦略を練らなければなりません…!
3.競合の調査が甘い
楽天で儲けを出すには、競合調査が必須です。どんな商品がいくらで売れているのかといった基本的な内容だけでなく「クーポンを配布しているか」「スーパーセールで割引をしているか」といった詳細な情報も調べる必要があります。
詳細な情報をリサーチすることで、いくらに設定するべきか、どんなサービスを付ければ売れ行きがアップするのかなどが見えてきます。
また、出店したら終わりではなく、継続して調査することも大切です。
4.楽天のシステムを活用できていない
楽天には、SPUや39ショップといった独自のシステムがあります。
買い物する人は、楽天ならではのサービスを利用したいと考えているはずです!
たとえば「39ショップ」は、買い物額の合計が税込3,980円を超える場合に送料が無料になるサービスです。元々送料無料ラインが店舗によって異なっていたことから、2020年の3月に導入されたシステムです。
送料を払いたくないユーザーがほとんどなので、39ショップの対象になっている店舗のほうが選ばれやすいでしょう
楽天のサービスをしっかり把握して、利用者にとって使いやすい店舗運営をおこなう必要があります。
楽天出店は儲からない可能性が高い!今から物販を始めるならAmazonOEMをおすすめする理由3選
楽天出店は、手数料の高さや競合の強さなど、今から出店しても儲からない可能性があります。これから物販で稼ぎたいと考えている方には、AmazonOEMをおすすめします。
AmazonOEMをおすすめする理由は以下の3つです。
- 個人でもコスパよく稼げる
- ブランドオーナー優遇システムが強化されている
- 転売に関する規制を気にせず販売できる
それぞれ詳しく解説します。
1.個人でもコスパよく稼げる
安定して稼ぐなら、OEMがおすすめです。OEMは商品を開発したり作成したりする労力はかかりますが、いったん仕組み化できれば需要に応じて供給し続けるだけで稼ぐことが可能です。
転売は即金性に優れていますが、安定性がありません。そもそも、多くの数を仕入れるのが難しいためです。
一定数を確保できなければ、転売で稼ぎ続けるのは困難になってきます。
OEMは半自動的に稼ぐことができ、労働の色も薄いのでおすすめの稼ぎ方です!
もちろん、リリースまで時間がかかることや、ある程度の資金が必要になるといったデメリットもありますが、効率よく稼ぐという観点から見るとOEMがおすすめです。
2.ブランドオーナー優遇システムが強化されている
Amazonではブランドオーナーを優遇するシステムが整っているため、自社商品の販売に適しています。オーナー優遇システムは、以下のとおりです。
- スポンサーブランド広告やディスプレイ広告が利用できる
- ブランド分析ツールが使用できる
- Amazonストアが使える
- 相乗り業者を排除できる
- Amazon独自の制度を使ってレビュー依頼ができる
広告を出して商品の認知度を高めたり、新規商品でも一定数のレビューを確保できたりするので、自社ブランド品でも販売しやすいでしょう。
3.転売に関する規制を気にせず販売できる
Amazonでは、メーカー希望価格よりも高値で売ったり、低すぎる価格で販売したりといったセラーが多く、メーカーからの苦情が増えているのが現状です。
Amazonでは新規アカウントに真贋調査(商品が本物か偽物かの調査)が入ったり、正規品ルート以外の販売を規制したりと、ブランド規制が厳しくなりました…!
そのため、転売は稼げる手法ではあるものの、今から始めても厳しい規制の中で苦労するのは目に見えています。独立も視野に入れている方は、できるだけ早い段階からAmazonOEMによる自社ブランド販売をスタートさせるのがおすすめです。
詳しいやり方は、関連記事「【保存版】AmazonOEMの正しいやり方8ステップ!成功に導く運用方法7つも伝授」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください!
本記事を参考に、いろいろなの選択肢のメリット・デメリットも把握した上で、楽天に出店すべきかどうかを検討しましょう。
物販ビジネス経験者の意見も聞いてみたい方は、ぜひTas公式LINEで無料配布している「ネット物販ガイドブック」も参考にしてくださいね!