「D2Cで稼ぎたいけど、具体的な始め方がわからない」
「どうやったらD2Cで成功する?」
「すでに成功している事例を参考にしたい」
D2Cは市場規模が拡大しており、今後も成長が期待できます。しかし、D2Cで稼ぐとなると、一般的なせどりや物販よりも難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
D2Cはコツをつかめばそれほど難しくないですよ!
今すぐ始めるには、まず具体的なやり方を知りたいですよね。
そこで今回は、ブランド年商は4億円以上を達成し、物販会社を4社立ち上げた経験のあるTasが以下の内容を解説します。
- D2Cとは
- D2Cにおいて始め方が重要な理由
- 始め方
- 注意点や成功するコツ
- 成功事例
D2Cの始め方を知り、今すぐスタートしたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
(実績者の声:【Tas Media】指導した方たちとの対談動画)
D2Cとはブランドが直接消費者に販売すること
D2C(Direct to Consumer)は小売店といった中間業者を介さずに、直接消費者に自社の商品を販売することをいいます。
D2Cが拡大している理由の1つに、消費者の考え方が変わってきていることが挙げられます。商品の機能ばかりではなく「体験価値」を重視するようになってきたのです。
「このブランドコンセプトに共感できる。応援したい!」という気持ちから購入に繋がっているんですね!
また、SNSの普及やEC運営が誰でも簡単にできるようになったのも、D2Cの拡大に大きく影響を与えています。
D2Cが気になるなら、今が始めどきです。詳しいやり方を一緒に見ていきましょう。
なお、D2Cの詳細については関連記事「【完全網羅】D2Cとは何かわかりやすく解説!注目の理由やメリットデメリットも紹介」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
D2Cにおいて始め方が重要な理由
D2Cをやるのであれば、はじめから正しいやり方を理解して取り組まないと、成功率がガクッと下がってしまいます。
というのも、集客からアフターフォローまで、すべて自力でおこなう必要があるからです。
たとえば、D2Cで商品を販売してくには、ブランドに対するファンづくりが重要です。そのためには、商品やサービスを通じて顧客との信頼関係を築いていく必要があります。
また、D2Cでは誰もいない田んぼの真ん中のような場所から人を集めなければなりません。
顧客がたくさん集まってくることが前提のAmazonや楽天と比較すると、自分でやるべきことがたくさんあります。
自力で集客をするのは想像以上に難しいです…!
D2Cに取り組むなら、ただ自社サイトを立ち上げて商品を並べただけでは売れない点に注意することが重要です。
D2Cの始め方7ステップ
D2Cの始め方を確認してみましょう。
- 市場調査をおこなう
- ブランドのコンセプトを決める
- 商品の企画・開発をおこなう
- 製造工場を決める
- 商品を制作し価格を決める
- 販売先を決める
- 集客する
それぞれ詳しく解説します。
1.市場調査をおこなう
まずはどんな商品が売れているのか調査することから始めます。やり方としては、気になるジャンルで実際に売れているD2C商品をチェックしたり、SNSでリサーチしたりが挙げられます。
また、実際にアンケートを取ってみるのもいいでしょう。
市場調査をすることで、売ろうと考えていた商品が微妙だったり、逆に売れそうな商品を見つけたりできます。幅広いジャンルの市場を見てみるのがおすすめです!
2.ブランドのコンセプトを決める
販売する商品ジャンルが決まったら、どんなブランドコンセプトにするのか考えます。
D2Cのメインユーザーであるミレニアル世代は世界観を大切にする傾向にありますよ!
コンセプトがしっかりしていないと、商品の魅力をアピールできません。その商品をどんな想いで誰に届けたいのか、しっかり考えましょう。
3.商品の企画・開発をおこなう
実際に売るジャンルやコンセプトが決まったら、実際にどんな商品を作るのか企画・開発をおこないます。
ブランドの世界観を崩さず、より魅力的な商品を作るために試行錯誤しましょう。
企画開発の段階で「こっちのほうが売れているから」と大きく変えてしまうケースがありますが、世の中に大量に出回っている商品はD2Cで売れません。
設定したコンセプトから外れていないかしっかり考える必要があります!
4.製造工場を決める
具体的な商品が決まったら、製造をどこに依頼するのか決めましょう。
国内の工場にこだわって品質を強化するのか、海外に依頼してコストを抑えるのか、どちらがベストなのかは商品によって異なります。
ただし、丁寧に作っていることをアピールしながら海外の安い工場に依頼するといった矛盾は避けたほうがいいですね!
工場を決めたら、まずはサンプルを作ってもらいましょう。
5.商品を制作し価格を決める
納得のいく商品が出来上がったら、いくらで売るのか考えます。
「初めての出店だから安い値段に設定しないと売れないのでは」と考えるかもしれませんが、そうではありません。
D2Cでは商品の価値を知ったユーザーが購入してくれるので、値段の高さが影響することは少ないでしょう。ただし、商品に見合っていない高額な商品は売れません。
価格は後で改定も可能なので、まずは売りたい値段に設定してみるといいでしょう!
6.販売先を決める
作った商品をどこで売るのか決めましょう。D2Cのおもな出店場所は、shopifyやBASEなどが挙げられます。
中でもおすすめは自由度が高く手数料が安いshopifyです!
本格的に自社ストアを作って長く販売することを考えているなら、shopifyでの出店を検討してみてください。
なお、shopifyで自社ストアを構築する方法については、僕のYouTube動画「【脱転売】Shopifyで自社ストアを構築して稼ぐ方法について解説! 初心者にもオススメの欠点補完方法もシェア【せどり・転売】」で詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧ください。
7.集客する
D2Cで商品を売るには、集客が必須です。SNSやYouTube、メルマガなどを利用して、商品の魅力をアピールしていきましょう。
一方的に発信していてもファンがつきにくいので、なるべく多くのユーザーと交流するのがおすすめです。特にSNSは、気に入ってもらえたらどんどん拡散されるのがいいところ。丁寧なやり取りを心がけて地道にファンを増やしていきましょう。
集客には時間がかかるので、ブランドコンセプトが決まった段階からSNS運用を始めるのもいいですね!
D2Cは商品を作って終わりではなく、マーケティングが必要です。簡単に稼げるものではありませんが、売れたときの嬉しさは他では味わえません。ぜひチャレンジしてみてください!
なお、Shopifyの集客については、関連記事「【決定版】Shopifyの集客におすすめの方法7選!役立つアプリや成功の施策も紹介」で詳しく解説しています。
BASEの集客は、関連記事「【誰でも実践できる】BASEにおける3つの集客方法と6つのコツ!インスタ連携時のコツも解説」を参考にしてください。
なお、Tasが運営している会社ではD2Cブランドの運営にも取り組んでいます。広告やSNSを主体にして集客をし、メルマガ・LINEなどを活用しながら作る売り上げが全体の多くを占めている状況です。
そんなマーケティング手法を学びたければ、Tas公式LINEに無料登録して豪華特典を受け取ってください。
ここでは伝えきれなかった内容を記載しているので、D2Cを始める際にぜひお役立てください!
D2Cの始め方に関する3つの注意点
D2Cを始めるにあたり、あらかじめ把握しておきたい3つの注意点があります。
- SNSで集客する場合は時間がかかる
- 法律に気をつける
- 成功するためにはファン化が必須
ぜひチェックして、D2Cをスムーズに始めましょう。
1.SNSで集客する場合は時間がかかる
D2Cブランドを低資金で始める場合、広告費にお金を回すのは難しいもの。費用を抑えて集客するなら、SNSの活用が必須です。
ただし、SNSの運用は時間がかかるんですよね…僕も日々試行錯誤しています!
成果を出すには、成功しているブランドを参考にしながら自分で工夫して運用していくことが大切です。広告を出さないのであれば、SNSに力を入れましょう
2.法律に気をつける
D2Cブランドを立ち上げるなら、法律についてしっかり調べることが重要です。
たとえば、アパレルの場合は「品質表示法」により洗濯ネームに表示すべきことが決まっています。
繊維の組成や洗濯絵の表示、原産国など結構細かく決まっていますよ!
もし違反したら20万円以下の罰金ですが、払えば済む問題ではありません。購入者が違法に気づいたら悪い噂はSNSを通じてあっという間に広がってしまいます。D2Cで成功するには顧客との信頼関係が重要なので、一度悪い評判がつくと回復するのは困難です。
せっかく入念に準備してきたものも水の泡になってしまうので、事前にしっかり確認しておきましょう。不安なら法律の専門家に相談しておくと安心です。
洗濯タグについては僕のYouTube動画「【中国輸入の注意点】 アパレル商品にタグはつける必要はあるのか? 稼ぐためには知っておきたい知識」でも解説しています。アパレルを売りたいと考える方は、ぜひ参考にしてみてください!
3.成功するためにはファン化が必須
D2Cは、どんなにおしゃれな商品を揃えたとしても簡単に売れる世界ではありません…!
ファンを自力で増やすのが難しい場合は、有名インフルエンサーとタッグを組むのが効果的です。ただし、多くの費用がかかるので個人ではなかなか難しいかもしれません。
成功しているブランドのSNS運用を参考にするのもいいでしょう。
D2Cを成功させるための9つのポイント
D2Cを成功させるには、何となく始めるのではなく売れる方法を知った上でスタートすることが大切です。ここでは、成功のポイントを9つ紹介します。
- 目標を決める
- D2Cに適した商品を選ぶ
- 商品に独自性をもたせる
- 効果的なマーケティングをおこなう
- ユーザーが使いやすいサイトを構築する
- 物流体制を整える
- 消費者の声を取り入れる
- 仮説・検証を繰り返し行う
- カスタマーサポートを充実させる
それぞれ詳しく見てみましょう。
1.目標を決める
まず、D2Cを始めて何を達成したいのか目標を決めましょう。
例えば「月100万円達成したい」「独立して自分のやりたいことをしたい」などがあります。
目標を決めることで、逆算してやるべきことを洗い出せるようになります!
目標を達成するために最短ルートで進めやすくなるでしょう。
何でも良いので、自分の目指すべきゴールを明確にしてみてください。
2.D2Cに適した商品を選ぶ
D2Cで成功するためには、商品ジャンルの選定が重要です。自分が売りたいものではなく、ECサイトで購入されやすい商品を選ぶとよいでしょう。
特に、1回購入したら終わりのような商品ではなくリピーターを増やせるジャンルがおすすめです。
僕はアパレルがイチオシです。その理由は、YouTube動画「【流行りのD2C】 アパレルでのブランド立ち上げが初心者に圧倒的オススメな5つの理由」で詳しく解説しているのでチェックしてみてくださいね!
3.商品に独自性をもたせる
D2Cで売るには、どれくらい魅力的な商品であるかが重要です。どこでも入手できるような商品に対して、わざわざ個人から購入しようと考える人はいないでしょう。
他社がどのような独自性を持った商品を扱っているのかしっかり研究してみてください。そして、取り入れられるところや差別化できるところはどこなのか、入念に検討しましょう。
早く売りたいと焦る気持ちもわかりますが、コンセプトをじっくり考えることが後の売れ行きに繋がってきますよ!
4.効果的なマーケティングをおこなう
魅力的な商品を作ったら、マーケティングに力を入れる必要があります。集客を成功させなければ、いい商品を作ったとしても売れません。
例えば、以下のようなマーケティング方法があります。
- SNS
- ライブコマース(ライブ配信)
- 広告(Google広告、SNS広告など)
- インフルエンサー
- メールマガジン
あまりお金をかけたくないなら、SNS集客がおすすめですが、成果が出るまでに時間がかかります。資金に余裕があるなら、広告を打ち出したり有名インフルエンサーに投稿を依頼したりするのもいいでしょう。
なお、Tas公式LINEでは、物販ビジネスにおけるマーケティング戦略に関するノウハウを無料配布しています。D2Cを成功させたい方は、ぜひ登録して受け取ってくださいね!
5.ユーザーが使いやすいサイトを構築する
D2Cで商品を販売する際は、ECサイトやネットショップを利用するケースが多いでしょう。サイトを構築する際は、ユーザーにどう見えるのかを考える必要があります。
ブランドの世界観は大事にしたいですが、凝りすぎて見づらいサイトは逆効果です…!
たとえば、年齢層が高めの人がターゲットなのに文字を小さくしたり購入ボタンが探しにくかったりすると「面倒くさい」と思われてしまいます。せっかく興味を持ってくれた人を顧客にするチャンスを逃してしまうリスクも。
自己満足ではなく、その先にお客さんがいることを考えてサイトを作ることが大切です。
6.物流体制を整える
物流体制とは、商品の丁寧な梱包やスムーズな配送のことです。購入してもらえたとしても、そこで終わりではありません。
お客さんは商品が早く届くことを待ち望んでいます!
できるだけ早急に配送するのはもちろんのこと、商品が壊れないように丁寧に梱包することも重要です。配送の早さや梱包の丁寧さは満足度につながるため、リピーターを増やすチャンスです。
しかし、特に個人でD2Cをおこなう場合、売れ行きが上がってきたら自分ですべておこなうのは困難でしょう。物流がパンクしてお客さんからの信頼を失わないためにも、早い段階で外注化やスタッフの増員を視野に入れておくとよいでしょう。
7.消費者の声を取り入れる
D2Cで長く売上を上げるには、ファンを作ることが大切です。
そのためには、消費者の要望を取り入れていく必要があります。
需要のある商品をお客様に届けやすくなるので、売上の拡大につながります。
SNSやライブ配信などを活用して、消費者とコミュニケーションをとってみましょう。
8.仮説・検証を繰り返し行う
D2Cを始めたとしても、はじめからうまくいくとは限りません。
ほとんどの場合、最初はうまくいかないので、仮説・検証を繰り返し行うことが大切です。
D2Cで成功するには、必ずと言っていいほど必要です!
なぜダメなのかを分析し、改善していくことで少しずつ良い方向に進みます。
9.カスタマーサポートを充実させる
D2Cはお客様と直接つながるので、カスタマーサポートの役割が重要です。
カスタマーサポートを充実させることで、お客様ごとに適切な対応ができるようになります。
そのため、顧客の満足度が高まってファン化につながります。
例えば、トラブルが発生した際に、迅速で丁寧な対応をすれば、商品を使い続けてもらいやすくなるでしょう。
また、カスタマーサポートは直接お客様の声を聞ける立場でもあり、ヒアリングした情報を商品に反映しやすくなります。
D2Cブランドの成功事例7選
アパレルD2Cブランドで成功した事例を7つ紹介します。
- kaoyorinakami
- 17kg(イチナナキログラム)
- 10YC
- BASE FOOD
- Mr.CHEESECAKE
- COHINA(コヒナ)
- BULK HOMME
コンセプトやファンの増やし方など参考になるので、ぜひチェックしてみてください。
1.kaoyorinakami
kaoyorinakamiは「服から生まれるコミュニケーションの創造」をコンセプトにしたアパレルブランド。個性的なロゴを使ったポップなデザインを中心とし、統一された世界観が魅力です。
InstagramやPOPUPなど、ユーザーと直に触れる機会が多くファン化に成功しています。
Instagramのフォロワーは9万人超え!SNS運用に悩む方はぜひ参考にしてみてください!
2.17kg(イチナナキログラム)
17kg(イチナナキログラム)は、10代・20代向けの韓国プチプラレディースファッションを展開しています。若い世代の利用が多いInstagramを活用したブランディングが成功の秘訣。
インフルエンサーを起用したマーケティングをおこない、服の魅力を発信してフォロワーを増やしています。価格の安さやトレンドを取り入れたデザインも若い世代に刺さり、D2Cブランドとして大きな成功をおさめています。
3.10YC
10YCは「着る人も作る人も豊かに」を理念としているブランドです。アパレル業界が抱える大量廃棄・労働者の低賃金などの問題から、何かできるのではと思いブランドを立ち上げたそうです。
10年来続けたいと思える服を作ることをコンセプトに、価格ではなく着心地や耐久性などの品質にこだわった服を作っています。InstagramやYouTubeを活用して服の魅力を発信し、根強いファンを増やしています。
4.COHINA(コヒナ)
COHINA(コヒナ)は、小柄の女性に向けたファッションを展開するブランドです。身長150cm前後の女性が一番美しく見えるピッタリサイズの商品を提供しています。
情報発信は主にInstagramです。コーディネートを紹介することで、着回しをイメージしやすくしています。
さらに、定期的にライブ配信も行っており、双方向のコミュニケーションも重視している点が特徴的です。
これらの施策によって、お客様の購買意欲を高めています!
5.BASE FOOD
BASE FOODは、26種のビタミン・ミネラル・たんぱく質など、体に必要な栄養素が詰まった食品を販売するブランドです。商品はパンを中心に、パスタやクッキーが販売されています。
BASE FOODの特徴は、ホームページで開発ストーリーを公開している点です。
どんなストーリーで商品が開発されたのかをお客様に伝えることで、共感を得られやすくなります!
他にも、Instagramの投稿もホームページ上でシェアしており、お客様からの信頼獲得に成功しています。
6.Mr.CHEESECAKE
Mr.CHEESECAKEは、チーズケーキを専門に販売するブランドです。
ミシュランのレストランでシェフを務めた経験のある田村浩二さんが「母の想いの詰まったおいしい記憶を辿りながら、シェフとして培った感性で人生最高のチーズケーキを」という想いで運営しています。
InstagramやXを中心に情報発信をされており、YouTubeにも力を入れています。自社のチーズケーキの画像を多く使うことで、お客様に思わず「美味しそう」「食べたい」と感じてもらいやすくなっているのでしょう。
YouTubeではコメントに返信もしており、お客様とのコミュニケーションもとっています。
7.BULK HOMME
BULK HOMMEは、男性向けの化粧品を販売するブランドです。化粧水や洗顔料など、さまざまなスキンケア用品を提供しています。シンプルで特徴的なデザインになっており、一目で商品を覚えやすいでしょう。
BULK HOMMEは、InstagramとXで情報発信を行っています。特にXでは、お客様の声をシェアしており、多くの人にブランドの認知を広げています。
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